かいやぐらの夢
われ月明の砂丘にまろびて蜃気楼を観たり、 楼上に一女仙ありて われにくさぐさの恠しき物語などしけり
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2010年4月26日月曜日
ヘロデヤの法悦――ボストン美術館展
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週末、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている『ボストン美術館展』へ行ってきた。混雑する時間帯を避けて行ったつもりが、さすがに有名どころが目白押しの展覧会だけあって早くも大盛況。かなりの混み具合だった。 最初のコーナー「多彩なる肖像画」では、ベラスケスや...
2010年4月24日土曜日
驚異の審美眼――細川コレクション永青文庫の至宝講演会
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『細川コレクション永青文庫の至宝』と題する市民講座に参加。 講師は永青文庫学芸員の三宅秀和氏。永青文庫と細川家の関係(十六代当主護立氏が財団を設立)から細川家の歴史、コレクションの解説など、充実した二時間だった。 個人的には利休七哲のひとりである忠興(変な言い方だが「...
2010年4月14日水曜日
Adrift Just off the Islets of Langerhans
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家にこもって積読処理に明け暮れる。 ・『世界は分けてもわからない』(福岡伸一、講談社現代新書) こういう文才のある科学者が書いた本って本当に面白い! 〈生命現象を分けて、分けて、ミクロなパーツを切り抜いてくるとき、私たちが切断しているものがプラスαの正体である。...
2010年4月10日土曜日
夕空 竹喬
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仕事がようやく一段落ついたので、会期終了間近の『小野竹喬展』(@東京国立近代美術館)へ出かけた。 竹喬は自然を愛した画家で、草木や海、田園風景を主題とする作品が多く、人物は自然の風景の一部としてのみ登場する。 その情熱は、人間の内面や肉体を表現することよりも、自然の美し...
2010年3月27日土曜日
宴のあと
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巷には成功法則を説いた本であふれているが、わたしが個人的に関心を寄せるのは、成功に至らずに夢破れた者、もしくは成功という山を上りつめた後に転落した者、栄光の後に絶望や失望を味わった人々である。 夢を失っても、それでもなお、人は生きていけるのだろうか。 砕け散っ...
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