かいやぐらの夢
われ月明の砂丘にまろびて蜃気楼を観たり、 楼上に一女仙ありて われにくさぐさの恠しき物語などしけり
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2010年5月31日月曜日
洲之内徹と長谷川潾二郎
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どんより曇った肌寒い日曜日、遅い朝食を済ませた後、録画してあった日曜美術館を見る。 今日の特集は、長谷川潾二郎。 わたしが潾二郎を知ったのは、ごく最近のことである。美術評論家・洲之内徹...
2010年5月27日木曜日
永遠の微熱少年
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今日、NHKの松本隆特集を見て、真っ先に感じたのが、 松本さん、もう60なんだ、という率直な驚きです。 でも人のことは言えません。 かくいうわたしも不惑を過ぎたのですから、 松本さんが還暦を過ぎる...
2010年5月24日月曜日
わが恋は松を時雨の染めかねて 細川家の至宝展・第Ⅰ部第1章
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金曜日(21日)の夕方、先月の講演会でいただいた招待券をにぎりしめて、 東博で開かれている『細川家の至宝』展に向かった。 昼間はかなり暑かったが、日の沈みかけた上野公園では、新...
肥後のリンネ、あるいはメーリアン――細川家の至宝展・第Ⅰ部第2章
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第Ⅰ部第2章は「藩主細川家」で、豊前小倉と肥後熊本の藩主になった細川家ゆかりの品々 が陳列されていた。 ここでは、前述のようにお目当ての...
「ゆがみ」の美学――細川家の至宝展・第Ⅰ部第3章
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第Ⅰ部第3章は「武家の嗜み」で、能や和歌(細川幽斎は古今伝授の伝承者)や茶道(忠興は利休七哲のひとり)にゆかりのある名品が紹介されていた。 ここでは茶道具がひときわ目を引いた。 利休が北野大茶会で使用したとされる 「南蛮芋頭水差」...
泰然自若にして融通無碍なるもの――細川家の至宝展・第Ⅱ部
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第Ⅱ部は明治期に永青文庫の基盤となる財団を設立した細川護立のコレクションの展示。 このコーナーで圧巻だったのは、護立が無我夢中で集めたという白隠のコレクションである。 「達磨図」 は白隠が83歳で描いたものだが、...
2010年5月23日日曜日
Viva!Bebop Jazz
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ETVの『schola音楽の学校・ジャズ編』を見終わり、バド・パウエルを聴きながらワインを一杯。 (今日はフリージャズのワークショップで、小学生がジャズマンになりきって、ピアニカを懸命に演奏しているのがすごく可愛かった!) 今季のNHKは『ハーバード白熱教室』(“G...
2010年5月20日木曜日
究極の幸福論――『孤独と人生』
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「なんぴとも完全におのれ自身であることが許されるのは、 その人が一人でいるときだけである。」 ――ショーペンハウアー この春、さまざまな別れがあった。なかにはかけがえのない人との離別もあったが、そ...
2010年5月17日月曜日
小池龍之介さん講演会 その2
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すうっと音もなく、痩躯の青年僧が現れた(著書によると普段は裸足で歩いておられるそうだが、わたしはド近眼なので確認できなかった)。 着席された小池龍之介さんは無言のまま、数分間、瞑目(瞑想?)された。 講演中、小池さんは何度も話を中断して、数秒から、長いときは数分...
2010年5月16日日曜日
小池龍之介さん講演会 その1
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五月晴れの日曜日、オリオン書房ノルテ店で開かれた小池龍之介さんの講演会に出かけた。 気鋭の僧侶である小池さんの著書にはずいぶん助けられてきた。 自分の自己顕示欲の強さにほとほと嫌気がさしていたころ、彼の著書『「自分」から自由になる沈黙入門』に出会い、「ジブンを薄め...
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