かいやぐらの夢
われ月明の砂丘にまろびて蜃気楼を観たり、 楼上に一女仙ありて われにくさぐさの恠しき物語などしけり
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2010年9月26日日曜日
月見の茶会@入間市博物館アリット
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お茶専門の博物館で開かれた月見の茶会に行ってきました。 茶室「青丘庵」の縁側に飾られた秋草と月見団子。 窓の外、画面右上には、まあるいお月さまが出ています。 灯籠の明かりが幻想的。 外から縁側を見たところ。 ...
2010年9月5日日曜日
カポディモンテ美術館展最終章:グアリーノの聖アガタ
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鮮血がにじんだ胸もとを抑えながら、こちらに挑発的なまなざしを向ける黒髪の美しい女。きりりと吊り上がった意志の強そうな眉と、凛とした口もと。乳房切断という深刻な傷を負ったばかりの女性のものとは思えない、神々しいまでに毅然とした態度と官能的な表情。いくつもの矛盾が交錯するこの絵は、...
2010年9月3日金曜日
カポディモンテ美術館展:神はすべてを与え、すべてを奪いたもうた
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初秋であることを忘れるほど残暑の厳しい9月の初日、上野の国立西洋美術館で開かれている『カポディモンテ美術館』展に行ってきた。 カポディモンテ美術館は、18世紀前半にナポリ王カルロス7世(ややこしいですが、のちのスペイン王、ブルボン家のカルロス3世のこと)によって建...
カポディモンテ美術館展:死と乙女
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このコーナーには、同じく本展覧会の目玉となっているティツィアーノの『マグダラのマリア』もあった(最近、演出家で俳優でもある湯澤幸一郎さんの影響で「 マグダラなマリア 」と言いそうになる)。 ティツィアーノの『マグダラのマリア』といえば、豊満な裸体バージョンが有名だが、今回...
カポディモンテ美術館展:大理石の牧神
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グイド・レーニと聞いてすぐに思い浮かべるのが『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』だ。ベアトリーチェの悲劇(近親相姦の関係にあった父親殺しの罪で斬首された)を知らなくとも、儚げな哀愁と諦念が漂いうこの絵は、見る者の想像力を刺激し、さまざまな物語を想起させる。 実際、シェ...
2010年9月2日木曜日
国立西洋美術館常設展:世紀末の世界へ
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ヒュースリー『グイド・カヴァルカンティの亡霊に出会うテオドーレ』 この絵は、ボッカチオ作『デカメロン』の「ナスタジョ・デリ・オネスティの物語」を翻案した詩「テオドーレとホノーリア」にもとづいて描かれたもの。 ホノーリアに冷たくされたテオドーレが、森のなかでグイ...
国立西洋美術館常設展その2
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エドワールト・コリール『ヴァニタス:書物と髑髏のある静物』1663年 人生の空しさの寓意。はかない虚栄。 それは、人が人である限り、いつの時代も変わらない。 エル・グレコ『十字架のキリスト』 ピ...
国立西洋美術館常設展その1
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14世紀シアナ派『聖ミカエルと龍』 ロレンツォ・レオンブルーノ・マンドヴァ『キリスト降誕』1515年頃 ボニファーチョ・デ・ピターティ『聖家族、トビアスと大天使、 聖ドロテアと幼い洗礼者ヨハネ』16世紀中頃 ...
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