かいやぐらの夢
われ月明の砂丘にまろびて蜃気楼を観たり、 楼上に一女仙ありて われにくさぐさの恠しき物語などしけり
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2010年10月13日水曜日
東京大茶会番外編:茶席の二階に刀傷?
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高橋是清邸1階で開かれた茶会が終わり、2階なども見学しました。 ここで、日本の(そして世界の)歴史が大きく変わった事件が起きました。 刀傷ではないかと言われている柱の傷。 実際には銃弾を浴びた上で、軍刀で肩を斬りつけられたとい...
2010年10月10日日曜日
生物多様性について:アリの背中に乗った甲虫を探して
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今月、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催される。 国家どうしが決めることだから、おそらく議論の焦点は、経済的な問題(建前上は、薬用・食用など有用な生物資源の保全、実際のところは、生物資源の 利益配分をめぐる先進国と途上国の対立) に向けられるのかもしれな...
2010年9月26日日曜日
月見の茶会@入間市博物館アリット
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お茶専門の博物館で開かれた月見の茶会に行ってきました。 茶室「青丘庵」の縁側に飾られた秋草と月見団子。 窓の外、画面右上には、まあるいお月さまが出ています。 灯籠の明かりが幻想的。 外から縁側を見たところ。 ...
2010年9月5日日曜日
カポディモンテ美術館展最終章:グアリーノの聖アガタ
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鮮血がにじんだ胸もとを抑えながら、こちらに挑発的なまなざしを向ける黒髪の美しい女。きりりと吊り上がった意志の強そうな眉と、凛とした口もと。乳房切断という深刻な傷を負ったばかりの女性のものとは思えない、神々しいまでに毅然とした態度と官能的な表情。いくつもの矛盾が交錯するこの絵は、...
2010年9月3日金曜日
カポディモンテ美術館展:神はすべてを与え、すべてを奪いたもうた
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初秋であることを忘れるほど残暑の厳しい9月の初日、上野の国立西洋美術館で開かれている『カポディモンテ美術館』展に行ってきた。 カポディモンテ美術館は、18世紀前半にナポリ王カルロス7世(ややこしいですが、のちのスペイン王、ブルボン家のカルロス3世のこと)によって建...
カポディモンテ美術館展:死と乙女
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このコーナーには、同じく本展覧会の目玉となっているティツィアーノの『マグダラのマリア』もあった(最近、演出家で俳優でもある湯澤幸一郎さんの影響で「 マグダラなマリア 」と言いそうになる)。 ティツィアーノの『マグダラのマリア』といえば、豊満な裸体バージョンが有名だが、今回...
カポディモンテ美術館展:大理石の牧神
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グイド・レーニと聞いてすぐに思い浮かべるのが『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』だ。ベアトリーチェの悲劇(近親相姦の関係にあった父親殺しの罪で斬首された)を知らなくとも、儚げな哀愁と諦念が漂いうこの絵は、見る者の想像力を刺激し、さまざまな物語を想起させる。 実際、シェ...
2010年9月2日木曜日
国立西洋美術館常設展:世紀末の世界へ
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ヒュースリー『グイド・カヴァルカンティの亡霊に出会うテオドーレ』 この絵は、ボッカチオ作『デカメロン』の「ナスタジョ・デリ・オネスティの物語」を翻案した詩「テオドーレとホノーリア」にもとづいて描かれたもの。 ホノーリアに冷たくされたテオドーレが、森のなかでグイ...
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