2011年4月12日火曜日
Andrei Tarkovsky's Stalker
とうとう、福島原発事故の評価が最悪の「レベル7」に引き上げられた。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110412/k10015249911000.html
共同通信によると、事故発生当初、1時間あたり最大1万テラベクレルの放射性物質が数時間のあいだ原発から放出された試算になるという。
(想像を絶するほどの途方もない数字。あまりにも桁外れで感覚が麻痺してしまう。しかもこれは総量ではなく、「1時間あたりの量」なのだ。)
つまり、ひと月前からすでにチェルノブイリ並みだったことになる。
言論統制も、情報操作も隠匿(*)も、ずっと旧ソ連並みだったのだ。
オーウェル的に。
そしていま、
福島原発周辺の”ゾーン”は「世界でもっとも静謐な場所」となっている。
(*)福島第1原発の実態は海外メディアやレポートを通じて初めて知ることが多い。
たとえば、4号機で水素爆発が起きていたことや、3号機・4号機の使用済み核燃料の一部が飛散している可能性、再臨界を防ぐために2号機にホウ素を投入していたことなどは、米国原子力規制委員会(NRC)の内部報告書に目を通すまでは(少なくともわたしは)知らなかった。
NRCによると、これらの情報は東電や保安院、日本原子力産業協会から得た情報だという(日本では4号機の発煙は原因不明の火災によるものとしか公式発表されていなかったはずだ)。
ソース
http://www.beyondnuclear.org/storage/RST%20Assessment%20of%20Fukushima%20Daiichi%203-261.pdf