2010年9月26日日曜日

月見の茶会@入間市博物館アリット

お茶専門の博物館で開かれた月見の茶会に行ってきました。

     茶室「青丘庵」の縁側に飾られた秋草と月見団子。
     窓の外、画面右上には、まあるいお月さまが出ています。      

灯籠の明かりが幻想的。

外から縁側を見たところ。

                 
茶室へのアプローチ。

  
               寄付のお軸とお花。
        「白雲散尽し」のお軸。円相を満月に見立てています。
        画賛は前大徳寺明道和尚。
        お花は、ご亭主が生け花の先生もしていらっしゃるので、
        生け花風になっています。


    表千家のお席で、お手前は棚物・溜塗の二重棚でした。
    染付芋頭(近江百景文)の水差しと、平戸焼の白磁「宝尽し」の蓋置き。
    和ろうそくが、雅趣に富んだ茶室の雰囲気を盛り上げていました。
        
           本席のお軸とお花。お花は通草(あけび)。
        お軸は大徳寺孤蓬庵・小堀亮敬筆「心静長年楽」。
        花入れは唐物写し手付かご。
        アールヌーボー調のガラス器が通草のうねった風情と
        調和していて素敵でした。             
          
             茶器は竹溜塗「竹取物語」。
      月と竹とかぐや姫という、ロマンティックな取り合わせ。
      茶杓は小堀亮敬作、銘「庵の友」。
      青丘庵15周年のお茶会なので、お祝いの意味も込められています。

      お菓子は「山路の菊」という華やかな主菓子。
      お茶はもちろん狭山茶「明松」。
      狭山茶の抹茶はあまり飲んだことがなかったのですが、
      甘みがあってとても美味しかったです。          


                茶室のお庭。

              茶室の外の池。
       水面に映る灯籠の明かりが生みだす幽玄の世界。 

              池の上に浮かぶ月。