2010年12月9日木曜日

首が飛んでも動いてみせるわ

某歌舞伎役者さんが、「反省が足りない」とボコボコに叩かれているけれど、
いいんじゃないかな、そんなに殊勝にならなくても。


歌舞伎なんて今でこそ高尚な伝統芸能として祭り上げられているけれど、本来はもっと血みどろで、極彩色の地獄絵図や濡れ場が登場するエログロの世界。

そういう世界をお行儀のいい品行方正な役者ばかりが演じてもツマラナイ。



 もともと河原者や同朋衆は闇の世界ともつながっていたのだし。


もっと地獄を見て、泥水を飲んで、女性を散々泣かせて、叩かれても叩かれても這いあがってくるような役者こそ、凄みのある色悪が演じられるのであって、
海老蔵さんには成田屋のお家芸以外にも、そうした役を演じられる「華」と素質があるのだから、オモテとウラの顔を使い分けながら、ぜひともこのまま突っ走っていただきたい(って、夢ねこが言うまでもなく、いずれまた何かやってくれると思うけど)。



 反省して小さくまとまらないで(山に籠って修業なんて論外)、
 「首が飛んでも動いてみせらぁ」というあの名ゼリフを地で行くような
 毒気と色気をあわせ持つ、グレードアップした海老蔵さんを見てみたい。